- 採用情報
現在、物流業界ではドライバー不足という課題に直面しています。厚生労働省の一般職業紹介状況(2023年4月)によると、ドライバーの有効求人倍率は2.48倍に達しています。これは全職種計の平均1.20倍のおよそ2倍で、ドライバーの需要が供給を大きく上回っていることが明らかです。今後ドライバー不足はさらに深刻化し、2030年度には21万人を超えるという予測も出ています。
少子高齢化による労働力不足は、どの業界でも深刻化しています。特に、物流業界ではドライバーの高齢化が大きな課題です。加えて、若者の「車離れ」も大きく影響しています。趣味の多様化が進んだことや不景気により車の保有や運転に対する興味が低下しており、物流業界は長期的な人材不足の問題に直面しているのです。
2007年に改正された運転免許制度で、新たに中型免許が加わったこともドライバーの人口減少に影響しています。中型免許が新設されたことにより、普通免許で4tトラックが運転できなくなりました。中型免許の取得には2年以上の自動車運転経歴が必要で、トラックが運転できるまで時間を要することも大きな影響を与えています。
2024年問題という新たな課題も生じています。この問題とは、働き方改革関連法に基づく労働時間の上限規制が物流業界にも適用されることです。2024年からは時間外労働時間が960時間に制限され、ドライバーの稼働時間が短縮されてしまいました。これにより、多くの物流会社や運送会社ではドライバーの収入が減少してしまったのです。
女性の進出が遅れていることもドライバー不足の一因です。従来から男性中心の職場環境であったため、女性の採用や職場改善が進んでいません。これにより、多くの女性が物流業界に魅力を感じず、他の業界に流れてしまっています。女性が働きやすい環境整備が進めば、ドライバー不足の解消に向けた一歩となります。
シュライン物流では、以前からドライバー不足の要因と向き合い、労働条件の改善に取り組んできました。
ひとつは、大手クライアント様からのご依頼が中心で、給料が安定していることです。2024年問以前から残業時間の管理・休暇がとりやすい環境づくりを徹底し、長時間労働や低賃金のイメージを払しょくする努力をしてきました。その結果、従業員たちの定着率が高く、近年は若年層の方たちからもたくさんのご応募をいただいています。
もうひとつは、女性が働きやすい環境を整えていることです。ドライバーにおいても、近隣エリアのみのルート配送業務という選択肢があり、大型車の資格を取得してからキャリアの浅い方、体力に自信がない方でも挑戦していただくことができます。また、産休・育休制度が導入したことにより、以前よりも家庭と仕事を両立しやすくなりました。実際、制度を使って復帰した社員もいます。
最後に、広報活動の強化です。シュライン物流では、自社のホームページやSNSを活用して自社の取り組みを積極的に発信していることです。物流業界のこれまでの常識を覆し、当社の透明性をアプローチしていきたいという想いがあります。今年の春からは広報人事部も始動しました。
物流業界では現在、深刻なドライバー不足に直面しており、早急に改善していく必要があります。当社においても他人事ではありません。今後も、労務改善はもちろんのこと採用広報でシュライン物流の魅力を発信し、人材の確保に努めてまいります。
物流業界の既成概念を打破していきたい。
そんな想いで、安全管理はもちろん、
労務時間の管理や福利厚生を充実させ、
ご家族の方々も安心できる体制を整えています。
物流業界を変革したいという熱い思いをお持ちの方。
ご応募をお待ちしております!